映画「おっさんのケーフェイ」公式サイト

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CAST

川瀬陽太(かわせようた)

1969年神奈川県出身。助監督を経て、1995年、映画『RUBBER‘S LOVER』(福居ショウジン監督)で主演デビュー。その後も瀬々敬久監督作品をはじめピンク映画に数多く出演。現在は一般映画、テレビ、舞台と幅広く活躍している。主な作品に『さよなら歌舞伎町』(15/廣木隆一監督)、『乃梨子の場合』(15/坂本礼監督)、『ローリング』(15/冨永昌敬監督)、『シン・ゴジラ』(16/樋口真嗣監督)、『バンコクナイツ』(17/富田克也監督)、『まんが島』(17/守屋文雄監督)、『菊とギロチン』(18/瀬々敬久監督)、『月夜釜合戦』(18/佐藤零郎監督)『anone』『この世界の片隅に』『ルームロンダリング』(ともにTV)など。第25回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞を受賞。メジャー映画とインディペンデント映画を常に横断し続け、日本映画界に欠かすことのできない俳優として存在感を放っている。

松田優佑(まつだゆうすけ)

2005年大阪府出身。主な出演映画に『いつまた、君と~何日君再来~』(17/深川栄洋監督)、『明日へ 戦争は罪悪である』(17/藤嘉行監督)、『菊とギロチン』(18/瀬々敬久監督)など。テレビドラマは連続テレビ小説『ごちそうさん』(13)、『マッサン』(14)、NHK木曜時代劇『ちかえもん』(16)などに出演。2016年、11歳の頃に本作のオーディションに参加。ヒロト役に選ばれる。

赤 城(あかぎ)

1967年群馬県出身。1993年2月13日、PWCの試合にて「牛若丸」のリングネームでデビュー。同年10月15日、FMWにて「ダークレンジャー」として再デビュー。1994年7月17日に「マッハ隼人(2代目)」のリングネームでデビューし1995年7月に覆面を脱ぎ素顔に。その後、フリーとなって「南条隼人」として新日本プロレスなどで活躍する。2001年から10年間に渡り大阪プロレスにてカンチョーを得意技とするお笑い系覆面レスラー「ミラクルマン」としてリングに上がるも、TAKAみちのくにより正体を暴かれる。2016年にリングネームを現在の「赤城」に改名。「方向性に迷う覆面レスラー」として、関西の人気番組『探偵!ナイトスクープ』にも出演。現在は道頓堀プロレスを中心に活躍。得意技は赤城ドライバー、8種のカンチョー。

埜田進、小林陽翔、神保舜莉紋

 

松浦祐也

 

原篤志、伊東壽子、中西綾香、渡辺厚人、富永茜

高松一誠、岡野天星

井上一太、岩城星那

奥田晟士、松本一彩

小夏いっこ、MoMa

山下りな、辻凪子、ひと:みちゃん

菊池悠斗、西川琉輝、マグナム北斗

冨宅飛駈、マグニチュード岸和田

空牙

スペル・デルフィン

STAFF

監督=谷口恒平(たにぐちこうへい)

1988年京都府出身。立命館大学映像学部在学中に『正義の人』(09)『恋するクソ野郎』(12)を監督。『あの娘はサブカルチャーが好き』でMOOSIC LAB 2013に参加。卒業後は映画・Vシネマに助監督やメイキングとして参加するほか『本当にあった 投稿闇映像16』(16)を監督。本作が長編初監督作品となる。『オリーブハウスVSセカイ』を公開待機中。第2回『OP PICTURES』新人監督発掘プロジェクトで優秀賞を受賞。新作はピンク映画を準備中。

​監督コメント

この映画は、僕が心霊ビデオを制作した体験から生まれた。2年前の冬、〈視聴者から投稿された〉という設定で、11本の心霊動画を作った。決して割りの良い仕事ではないが、映像を使って嘘をつく快感と、それを〈本当にあった〉と言い張るロマンを感じた。信じているのが、怖いもの見たさでDVDを借りた中学生だけだったとしても。

 

この映画の企画書には、ギリギリまで心霊ビデオを撮る男たちの物語を書いていた。自分の経験を題材にすることで、取材せずともシナリオは書ける。しかし、何かが足りない気がした。このままだと、自分の範疇を出ない小さい企画に収まってしまう。締め切りの前夜に、題材をプロレスに置き換え、主人公を小学生に設定し直した。どちらも自分とは縁のない存在。勝算は無い。勢いだけで書き上げた企画書をポストに放り込んだ。

 

その後、企画はシネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)の助成を受け『おっさんのケーフェイ』として完成した。ここに至るまでに、多くの出会いがあった。特に、プロレスとは何かを教えてくれた道頓堀プロレスの空牙選手との出会いは、映画に大きな影響を与えてくれたと思う。撮影の2ヶ月前から大阪入りし、道頓堀プロレスへの取材やロケハン、オーディションを行いながら、脚本の橋本夏と電話でやりとりしつつ、決定稿を作っていった。その中で、自分が苦し紛れに生み出した企画が姿を変え、物語に変わっていくのを感じた。現場では、学生時代からともに映画を作っていた仲間や、自分が関わった現場で出会ったスタッフたちに助けられ、限られたスケジュール・予算と戦いながらなんとか撮り切ることができた。撮影前、「『百円の恋』にはならねえから俺に期待するなよ」と言っていた川瀬陽太さんだったが、体を張って、坂田という男を演じてくれた。

最後に、《ケーフェイ》という聞きなれない言葉について。この言葉は、プロレスラー同士の隠語である。意味を一言で言い表せないため、映画の中で説明はしていない。映画を観終わった時、皆さんが《ケーフェイ》を感じ取ってくれれば嬉しい。僕はこれからも、この言葉を胸に映画を作り続けていく。

​谷口恒平